広大なエリア
沖縄県は、東西1,000km、南北400kmに及ぶ広大な海域に大小160の島々が点在する日本一広いエリアです。沖縄本島那覇市の西方約100kmに位置する久米島にデジタル中継局が置かれ、沖縄本島から南西にある先島地区までは、まず海底光ケーブルで宮古島まで信号を送ります。さらに7つの中継局を電波で繋ぎ、台湾と隣接する国境の島、与那国まで送信します。その全長は約500kmにもおよびます。
さらに、東へ360km離れた太平洋に浮かぶ小島、南大東島・北大東島にデジタル放送が届けば、広大なエリアになります。各離島までの伝送路が長いだけに大きな課題もあります。
開局
日本の最西南端まで県内全局の電波が美しい海を越えて地デジが開局しました。
先島地区はNHKが4月20日までに7局のデジタル中継局を開局して約99%にエリアを拡大しました。また、民放の先島地区のデジタル中継局は10月21日に同じく、7局開局しました。これによって琉球放送,沖縄テレビ放送,琉球朝日放送,3局足並み揃えての開局となり、エリアも約99%に拡大しました。今回先島地区に中継局を開局した琉球朝日放送は新規開局であり、地元の期待も大きく地デジの普及率も一気に高まるものと思われます。
今後、NHK・民放とも、この12月には宜野湾局、胡屋局、具志川局が開局。
0年度は恩納局、数久田局、東江局、呉我局、運天原局等、中継局の開局を予定しています。
今後の課題
南大東村および北大東村(1014世帯)は現在、東京都の小笠原向けの衛星放送を受信してキー局の番組を視聴しています。島の人々は情報格差を是正するために県域放送を望んでいます。そこで、沖縄県は地上デジタル放送を届けるため「南・北大東地区地上デジタル放送推進協議会」を設立、国と沖縄県は海底ケーブル敷設を検討しており、本年度補正予算に調査費を盛り込んでいます。
沖縄本島と大東島の間には水深約4000mの琉球海溝があり、ケーブル敷設作業費や維持管理費等の多額の費用が見込まれるため、アナログ放送終了に間に合うのかといった問題をはじめ、解決しなければならない課題が山積しています。
デジタル普及
沖縄県は約52万世帯あり、デジタルテレビの世帯普及率は全国の60.7%に対して沖縄県は37.1%、全国最下位です。現在は最下位ではありますが、今回開局した先島地区民放の中継局の開局に伴ってデジタルテレビの普及率が上がることを期待しています。
周知・広報活動
地デジの普及促進のために、デジサポ沖縄ではさまざまな広報活動を行っています。2009年5月15日には、放送事業者と総務省沖縄総合通信事務所とともに「アナログ放送終了、残り800日」キャンペーンを行い、街頭でチラシをお配りした。また、ラジオの生放送番組で30分間にわたり、地上デジタル推進大使とデジサポ沖縄センター長が「地デジの」をテーマにトークを展開しました。この広報活動には、コミュニティー局含め県内全ての民放ラジオ局(14局)の協力をいただき、地デジの周知・広報をおこなっております。
それから、今回開局した民放先島地区のデジタル中継局レセプションパーティーにおいて、総務省 内藤副大臣や広瀬民放連会長にデジサポ沖縄企画製作の「地デジカ・デザイン・かりゆしウェアー」を着用していただきました。この「地デジカ・かりゆしウェアー」はメディアによる映像効果を狙った物で、県内のNHKを含めて各民放のニュースキャスターやレポーターの方々に着用していただいております。
今後も「デジサポ沖縄」では、県民の方々が円滑にデジタル放送受信へ移行できるよう、2011年7月の完全デジタル化に向けて、地デジの普及に努めていきます。
センター長 高良 勲

















































